話題の青年実業家にクローズアップ

梶原吉広について書き綴っている当サイトだが、たまには他の青年実業家についても触れていこうかと思う。
今回紹介するのは、小出悠人。起業家インタビューで「停止は退歩を意味する」と語る小出は大学生の時に起業を考えていた起業家だ。
大学1年の時、企業を考えるようになり、1年生ながらセミナーに参加したり、様々な会社を見たりしていたそう。ある時、ベンチャー企業の経営者に言われた言葉をきっかけに、サービスを創り出す側に回りたいと思い、企業したとのこと。

海外インターンを運営するNPO法人で専務代理を務めていた時、全国1600人いる中で営業成績トップの成果を上げるなど、めざましい活躍があった。
その後、ITベンチャー企業のインターンを経験し、2012年に株式会社U-NOTEを設立した。

次の紹介するのは、三橋克仁。東京大学の工学部、同大学院工学系研究科修士修了している生粋のインテリ。
スマホ家庭教師のmanaboの代表取締役社長であり、プロトタイプ開発者でもある。
なんでも、個別指導講師とプログラミングの両方の経験を活かしているらしい。IT×教育分野に可能性を感じて、大学院在学中に同事業の構想を開始したそう。若手事業家は総じて行動が早い。

鶴岡裕太は、BASE株式会社を運営している青年実業家だ。1989年12月28日生まれで、学生のうちに起業した。東京工科大学に通っていたが、会社が軌道に乗ったため退学したそう。BASEは、ネットショップを作るためのWEBサービスを展開している。ECサイトを作りたいと思ってから3分後には自分のショップを持つことが可能という感じだ。HTMLやCSSの知識がなくても自由なカスタマイズができる。決済システムも初めから組み込まれているため、簡単にネットショップを開設できそうだ。

岩瀬大輔は、1976年に埼玉で生まれ、幼少期はイギリスで過ごしたという青年事業家。東京大学法学部を卒業後、ボストン・コンサルティング・グループ、RHJインターナショナルを経て、ハーバード大学経済大学院に留学したという秀才だ。同校を日本人で4人目となる上位5%の優秀な成績で修了したそう。2006年に、副社長としてライフネット生命保険を起業。2013年から代表取締役兼COOに就任している。そのほか、株式会社ベネッセホールディングス社外取締役を務めている。
世界経済フォーラム(ダボス会議)の「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出されたこともある。

上津昇司は、1982年に奈良で生まれた青年実業家。2000年に奈良県立信貴ケ丘高校を卒業したあと、株式会社ネクサス(現:株式会社パイオン)に入社し、営業経験を積む。
2009年に株式会社リベルテを設立し、代表取締役社長に就任する。同社は、家庭用ソーラーシステムの訪問販売から事業を始め、産業用ソーラーシステム分野に進出。急成長を遂げ、業界に旋風を巻き起こしたそう。学生時代から「やりたいことはすべてやる!」という信念で突き進んでいたようだ。

1986年、岡山県に生まれた青年実業家を紹介しよう。小島梨揮は、慶應義塾大学在学中にWeb制作・SEOなどの個人事業をスタートし、株式会社ウィルゲートを立ち上げた。ウィルゲートは、小学校からの幼馴染である吉岡諒と共同で創業したそう。設立してからすぐに個人投資家から1億円の出資と融資を受け、拡大を目指すも2008年に倒産の危機に陥ったそう。その後、個人で1億円の借金を背負うなど厳しい時期もあったが、吉岡と共に会社を再起させ、その後急成長したとのこと。

小林泰士は1981年、埼玉に生まれた青年実業家だ。学生時代に20種類を超えるアルバイトを行い、海外からの商品仕入れ販売、イベント主催などを手掛ける。その経験から会社の起ち上げを志したそう。大学を卒業した後、企業に入社。その後独立し、2006年に株式会社マーケットエンタープライズを設立。創業以来7期連続増収増益の成長ベンチャー業界の草分け的存在として、独自ビジネスを展開している。

埼玉出身の小林祐樹は、大学を中退した後、テレビ局やコールセンターを経て2007年に株式会社カスタマーリレーションテレマーケティング(CRTM)を設立した青年実業家だ。
CRTMは、情報通信・通信販売などを中心とした顧客からコールセンター業務の発注をもらうインバウンド業務、同社からお客さんに電話をするアウトバウンドの運用、企業にコールセンターのスタッフを派遣する事業を行っているそう。起業前のコールセンター勤務の経験から、顧客満足度や従業員満足度の高い会社を作りたいと考え、CRTMを起業したようだ。

木村裕紀は、21歳でITベンチャー企業に入社。新規事業部で仕事をしていた時に、株式会社フリーセル(現・ブランディングテクノロジー)の設立者である武吉氏と出会う。個人事業主を経験した後、2005年にフリーセルへ経営陣として参与。当時3億円の売り上げを、3期で7倍の21億円に成長させる成果を出し、2009年に代表取締役社長に就任した。頭脳明晰で、苦労を苦労と思わないタイプとのこと。

丹羽健二は、2007年に早稲田大学在学中に株式会社アイタンクジャパンを創業した。日本最大クラスの大学生向けインターン求人サイトとなり、2,000社を超える採用をサポートしたそう。2015年に人材大手企業に同社株式を売却し、2016年に代表を退任。翌年アメリカに渡った。2019年からはスタンフォード大学客員研究員となり、アメリカをメインに30社以上にエンジェル投資をしているそう。2020年、UCバークレーMBA在学中に米国でFirstcardを起業している。

椎木里佳は、1997年東京都千代田区で生まれた青年実業家だ。15歳という若さで、起業家の父のアドバイスを受けつつ「かわいいしを社会に発信する」をテーマに、株式会社AMFを設立した。スマホアプリの「JKめざまし」、女子中高生向けサイト「JCJK総研」を制作。女子中高生の流行を調査し、アプリ開発などの事業を展開している。ほかにも、株式会社Alink代表取締役社長、NHK中央放送番組審議会委員などを務めている。

三上洋一郎は、中学生の時に起業した青年実業家。1998年1月2日生まれで、15歳という若さで株式会社GNEXを設立した。クラウドファンディングサービスを手掛けており、設立から5か月後に学生ビジネスコンテストにて審査員賞を受賞している。今は企業を対象としたデジタルマーケティング支援システムの提供をメインに、複数の事業を展開しているという。

村上太一は、25歳という最年少で上場社長となった青年実業家だ。1986年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部の1年次に学内のビジネスプランコンテストで優勝。翌年、株式会社リブセンスを設立した。2011年、25歳の時に史上最年少で東証マザーズに上場し、26歳で東証一部に上場。いずれも最年少の上場記録を持っている。アルバイト求人サイトのジョブセンスを運営しているとのこと。

内藤裕紀は、1978年東京出身の青年実業家。京都大学経済学部に進学し、在学中の2000年に学生団体ドリコムを設立、翌年に有限会社ドリコムを設立し、代表取締役に就任した。後に同社を株式会社へと組織変更して代表取締役社長に就任。2006年に東証マザーズへ上場し、同市場において最年少上場経営者として脚光を浴びた。インターネットサービスの提供などの事業を展開しており、就職や起業についての講演も行っているようだ。

山田進太郎は1977年愛知県生まれの青年実業家。早稲田大学を卒業している。大学在学中にインターンで楽天に行き、楽天オークションの立ち上げなどを経験する。23歳(2001年)でウノウ株式会社を設立し、Webサービスなどを手掛けた。そして2013年にフリマアプリを運営する株式会社メルカリを設立。フォーブス誌2022年版の日本長者番付では8位にランクインしているようだ。

梅田優祐は、1981年アメリカで生まれた青年実業家。アメリカと日本を行ったり来たりしていたが、小学校3年生から日本で暮らしている。2008年に株式会社ユーザベースを設立し、ビジネス情報をメインとしたキュレーションサービスなどを提供。翌年、企業産業分析情報サービスの「SPEEDA」の提供をスタート。2013年にはソーシャル経済メディア「NewsPicks」の提供を開始した。2021年には株式会社モノクロームを設立している。

管理人の話まとめ

たまには映画の話をしようと思う。
友人におすすめされた映画を観ることが多いけれど、今回は自分のおすすめの映画を紹介する。

自分はトム・ハンクスが結構好きなのだが、その出会いの映画はフォレスト・ガンプ。
小さい頃に観たのがきっかけで、ふいに見返したくなる作品である。
主人公のフォレストが幼少期から大人になるまでの話で、まっすぐで美しい心を持ち、周囲の人たちの協力を受けて数々の成功を収めていくヒューマンドラマ。人との出会いと別れ、そしてそこで繰り広げられる忘れられないストーリーと名台詞が心に残る映画だ。

フォレストはもちろん好きだが、自分のイチオシは、フォレストが軍隊に入隊した時に出会ったダン中尉。フォレストのお母さんもとてもいいことを言うので、少し長い映画だが機会があったら見てみてほしい。

トム・ハンクス繋がりで見てほしいのはグリーンマイル。これも古い映画なのだが、死刑囚が収容されている刑務所が舞台の映画で、原作はスティーヴン・キングの小説。トム・ハンクスはこの刑務所の看守主任ポールを演じており、不思議な力を持つ死刑囚コーフィと出会う。ポールはコーフィの罪に対して疑問を抱き、彼の義務について道徳的なジレンマに直面する様子を描いている。これ以上言うとネタバレになってしまうのでこの辺でやめておくが、なるほど…と思う点が色々あるのでぜひ見てみてほしい。

キャスト・アウェイは、トム・ハンクス主演、ロバート・ゼメキスが監督・製作を務めた無人島サバイバル映画。運送会社「フェデックス」のエンジニアとして働くチャック(トム)が乗る飛行機が墜落し、無人島に一人漂着するというもの。無人島では音楽も台詞もほとんどなく、トムの演技で魅せるといった構成。ほぼ無人島のパートだが、飛行機の墜落のシーンは非常に臨場感があり怖いと感じる程だった。絶望的な状況で主人公は果たして…。希望はどんな時にも大切だなぁと思った作品だ。

プライベート・ライアンは、トム・ハンクス主演、スティーヴン・スピルバーグ監督の名作映画だ。ノルマンディ上陸作戦は成功したものの、激戦を繰り返したくさんの死傷者が出ていた。そんな中で、オマハビーチで生き延びたトム演じるミラー大尉に、ライアン二等兵を船上から救出せよという命令が下る。ミラー大尉は中隊から7名の兵士を選び、生死もわからないライアンを探すために出発する…という物語。冒頭の戦闘シーンからかなりリアルで衝撃的なのだが、さすがスピルバーグといった感じ。会ったことも無い1人の兵士のために、8人が危険な戦場を渡り歩くことになり、時には意見がわかれ、ぶつかり合うこともあり色々考えさせられる。現場と上層部のギャップ、戦争の悲惨さなど、人間ドラマもとても深い。必ずライアンを助け出し、任務を終えて堂々と帰りたいというミラー大尉の誇り高さがかっこよかった。

ターミナルも、トム・ハンクスとスピルバーグが組んだ作品。自国のクーデターによりパスポートが無効状態になり、空港ターミナルに留め置かれてしまった男性と、ターミナル内のスタッフとの交流・恋模様を描いている。英語もろくに話せなかった主人公だが、持ち前の愛嬌とポジティブさで、空港で働くスタッフたちを味方につけ、事態が好転するのを待ち続ける…というもの。人の優しさに触れられる暖かいコメディを見たいという人におすすめしたい。

スティーヴン・スピルバーグといえば、最新作の「ウエスト・サイド・ストーリー」にも触れておきたい。1957年にブロードウェイ・ミュージカルとして誕生した「ウエスト・サイド物語」を自身の手で映画化することを夢見ていたというスピルバーグ監督。作中で流れる名曲「Somewhere」には、「異なる立場の若者同士が手を取り合うことができるのか?」というテーマが表れているのだとか。物語を代表する場面はもちろん、スピルバーグ監督独自の表現が見えるのも魅力だ。

あとは王道に「ジュラシック・パーク」も好き。遺伝子工学で現代に蘇った恐竜のテーマパークを描いたSFX映画で、当時の映像技術をフルに活用した作品。CGのティラノサウルスは迫力がありすぎて、今見てもそのかっこよさにワクワクする。音楽や、登場人物が成長していくストーリーも良い。作品の世界に引きずり込まれたかと錯覚するほどで、何度見ても面白いなぁと思う。個人的に、全ての引き金が琥珀の中に閉じ込められた蚊っていうのがいい。

最近金曜ロードショーで古い名作映画を放送していることがあり、タイトルだけ聞いたことがあるな、という映画をいくつか見た。プリティ・ウーマンは1990年の作品で、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツW主演のロマンスコメディ映画。典型的なシンデレラストーリーを描いたものだが、とにかくリチャード・ギアの大人の色気が凄い。また、天真爛漫でかわいいジュリア・ロバーツがどんどん美しく変身していくのも見ものだ。ハッピーエンドなのも良かったし、個人的にはホテルの支配人がいい奴だなぁとお気に入りのキャラになった。やはり名作映画はいつ見ても面白いな…と思った。

最近よく再放送しているので、何度も見たけれどついつい見てしまう「タイタニック」もおすすめの作品の1つ。レオナルド・ディカプリオが主演で、1912年に起きた豪華客船・タイタニック号の沈没事故をモデルに描いたロマンス映画。地位も境遇も異なる男女の、燃えるような恋と悲しい別れが印象的。今見てもディカプリオはいい男だな…と思う。そして、巨大な船がバッキリ割れて沈んでいくシーンは迫力があって、何度見ても恐ろしい。少し長い映画だが、もし見たことがない人がいたらぜひ見て欲しい1作。

結構古い作品だけど、「トップガン」も好き。トム・クルーズ主演のアクションドラマ映画。エリートパイロットを養成する機関であるトップガン入りを果たしたトム演じるマーベリック。恋や悲劇を乗り越え成長したマーベリックは、緊急出撃命令を受けてF-14に乗り込み、ライバルのアイスマンたちと共にインド洋へ向かう…というお話。とにかくトムが若くてかっこいい。音楽も良いし、ストーリーもわかりやすくて面白いのでおすすめ。戦闘機に興味のない人でも楽しめると思う。

そしてトップガンを見たなら、ぜひ「トップガン マーヴェリック」もおすすめしたい。36年ぶりの続編で、変わらずトムが主演を務めている。トップガンは世界を揺るがす難題に直面しており、課せられたミッションを成功させるためチームに参加したのがマーベリックだった。進化した撮影技術を駆使して、実際に戦闘機に乗って撮影された臨場感あふれる映像。前作を知る人の胸を熱くするストーリー。やはり音楽も良くて、終始ワクワクして見ていた。個人的に続編の方が好みという、稀有な作品かもしれない。

スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョンらが主演を務めた「ミナリ」を見た。1980年代に韓国から一攫千金を狙いアメリカへ移住したある一家の物語を、優しいタッチで描いたヒューマンドラマだ。淡々と流れるノスタルジーな映像は美しく、家族の逞しさが、鑑賞後にじんわりと余韻が残る。ハラハラするシーンや大丈夫か?と思うシーンも何度かあるが、タイトル回収が秀逸だと思った。

「最強のふたり」はおすすめの映画によくあがってくるので見たことがある人も多いと思うが、やっぱり名作。交通事故で身体が麻痺してしまった大富豪フィリップと、フィリップを介護するドリスとの日々や友情を描いた作品。富豪と貧乏人、白人と黒人、障がい者と健常者といったあらゆる面で対照的な2人に芽生えた友情…そしてドリスの成長とフィリップの勇気。何気ない行動や言動によって仲を深めていく様子を見て、温かい気持ちになれる映画だ。

「インセプション」は、クリストファー・ノーラン脚本・監督、レオナルド・ディカプリオ主演のSFアクション映画。他人の夢に潜入してアイデアを植え付ける産業スパイの物語で、ディカプリオ演じる主人公のコブと仲間たちが、複雑な夢の階層を巧みに操り、ミッションを遂行する。現実と夢の境界が曖昧になる中、ラストシーンは人によって解釈が異なるのでぜひ見てみてほしい作品。個人的に相棒のアーサーが好き。

クリストファー・ノーランが監督・脚本・製作を務めた「ダンケルク」は、第二次世界大戦のダンケルク大撤退を描いた映画。自分は正直この映画を見るまでダンケルクを知らなかったのだが、映画を通してこんなこともあったのか…と知ることができて良かったと思う。物語は空、陸、海の3つの視点で語られており、台詞はかなり少なめ。戦争の無常さや、犠牲の上に成り立つ命の尊さを学べたような気がする。

ヒューマン系の映画を紹介したことだし、ヒューマン系と言えるのかどうかわからないけれど、映画のようなゲームも紹介したいと思う。
ライフイズストレンジというフランス産のゲームなのだが、時間を戻すことのできる主人公の少女の青春を描いた物語だ。自分が時間を戻して行動することによって、未来運命を左右するというゲーム。時を戻して何度もやりなおせるのだが、本当にこの選択肢でよかったのか?と毎回悩むことになる。時間を戻して過去をやり直すことで、短期的には良い未来になったように思えても、長期的には「予測不可能な大変化」が起こる場合もあるというバタフライエフェクトもテーマとなっている。
とにかく悩みながら進めていくのが楽しくて、この後どうなるんだろうという展開が気になるゲームだった。クリア後は壮大な映画を一本観たような充足感と虚無感に襲われるいいゲームである。ぜひネタバレを見ずにプレイしてもらいたい。

ほかにも、ヘビーレインというゲームも面白い。フランスの会社が開発した、ミステリーアドベンチャーゲーム。
主人公が4人いて、操作キャラクターが変わるという一風変わったストーリーの進み方をする。連続誘拐殺人事件を巡り、物語を進めていくごとに謎が解明したりしなかったり…というのも、マルチエンディングなのだ。なので、犯人を捕まえるエンドもあれば、完全犯罪が成立するエンドもあるらしい。自分はそのどちらでもないエンドだったのだが、それまでの道のりがなかなかにヘビーだった。タイトルの通り。
どんでん返しありの重厚なストーリーに、映画を観ているような感覚に陥るので、ぜひプレイしてみてほしい。

ゲームを作るにはゲームの知識もだが、視野を広く持つためには様々なインプットも必要だと思っているので、これからも色々な映画や美術品を見たり、体験や出会いなどを大切にしていこうと思う。

スポーツではバスケットが好き。子どもの頃読んだスラムダンクが大いに影響している。そのおかげで中学、高校とバスケ部に入部した。練習はきつかったけれど、友達と一緒にやるバスケットは実に楽しかった。バスケットのゲームは体力もさることながら、技術、戦略と全ての要素が大事。自分はスリーポイントが得意で(三井寿ファンであることは言うまでもないだろう)がむしゃらに練習していた時もあった。懐かしい思い出である。

あとよく練習したのはビハインドパス。上級者テクニックで、これができればかなりかっこいいだろうと始めたものの、難しかった。背面に手を回してパスするこの技、手をどのくらい背面で回転させればいいのかコツをつかむのに時間がかかった。手をねじりすぎるとあらぬ方向へボールが飛んでいってしまうため、思った場所へ投げられるようになるまで随分とかかった記憶がある。

まあそんなわけでスラムダンクはとてもオススメの漫画だ。不良少年だった桜木花道の成長を描いたストーリーではあるが、登場キャラクター全てが魅力的で読んでいるうちにのめり込んでしまうこと間違いない。高校生の部活という青春を熱く描いたストーリーで、ちょっとした恋愛要素も…と言いたいところだが、バスケでの戦いの箸休め的な、ニッコリしてしまう感じだ。自分の語彙力では伝えきれない魅力が満載なので、スポーツ漫画が好きな人は一読する価値あり。こんな話をしていたらもう一度読み返したくなってきたな。

もう一つ言うと、黒子のバスケも結構好きだ。個人的にスラムダンクがバスケ漫画の頂点にあるから、最初はそんなに期待していなかった。でも読んでみるとこれはこれで面白い。やっぱりバスケはいいなぁって思う。なんだか途中作者が脅迫されたりで不本意な形で有名になったかもしれないけれど、普通に面白いので読んでみてほしい。

自分は割とスポーツマンガが好きなのかもしれないが、とりあえずハイキュー!!も好き。やっぱり青春スポーツマンガはいい…リアリティのあるレベルでそれぞれのキャラクターがイキイキと描かれている。こんなキラキラした高校生活が送りたかったなぁと懐かしくなる。特に自分は影山が好きで、最後の方は伏線回収で熱い展開になる。気になる人は読んでみてほしい。

ジャンプでいくと、最近は呪術廻戦も面白い。アニメ化をきっかけに爆発的に人気が出て、単行本も一時入手困難になっていたようだ。ダークファンタジーだが、ジャンプ王道の戦闘マンガという感じ。敵が「呪い」で、主人公たちは「呪術」を使って戦っていく。緻密なストーリーや、なんともいえぬ底暗さがやみつきになる。主人公が今後どうなってしまうのか全く展開が読めないので続きが楽しみ…ではあるが、魅力的な人がバンバンやられていくので、先を読むのが怖い側面もある。でもとにかく面白いのでおすすめだ。

あとワールドトリガーもおすすめ。アニメ化もされた作品で、異次元からきた侵略者の脅威にさらされている日本が舞台となっている。中学生の少年と、謎の転校生の少年が主人公のSFアクション漫画だ。設定やキャラクターも魅力的で、読み込めば読み込むほど面白くなるタイプ。今後の展開も予想がつかないので、楽しみな漫画の1つだ。最初は週刊少年ジャンプで連載していたが、現在はジャンプスクエアで連載している。

最近アニメ化されたスパイファミリーもおすすめ。次世代スパイ家族コメディーで、個人的にアーニャが可愛くて好き。ファミリーと言いつつ、命令で作らされた家族なのだが、お互いを思いやり、絆を感じられるのが良い。ほのぼのとしていて笑える、異色のスパイ漫画に興味があるという人にはおすすめ。あと、なんとこの作品、1回だけならジャンプ+で無料で読めてしまうので、気になった人はぜひ。

あとは、週刊ヤングマガジンで連載されている「ザ・ファブル」も好きだ。凄腕の殺し屋の話なのだが、シンプルにストーリーや設定が面白い。単なるバイオレンス漫画ではなく、コメディの部分がアクセントとして効いていると思う。今まであったジャンルかと言われるとそうでもなく、実際に読んでみるとわかるが斬新さにも驚かされた。

最近のギャグ漫画のお気に入りは、少年チャンピオンで連載している吸血鬼すぐ死ぬ。吸血鬼退治人であるロナルドと、すぐ死んで灰になる不死身の雑魚吸血鬼・ドラルクのお話。テンポが良く、ロナルドのツッコミがいい。ひたすら笑えて元気が貰える作品だと思う。基本的にいい人ばかりの世界なので安心感がある。基本ギャグだが、たまに心温まるエピソードや泣ける話もあるので、そのバランスも良い。

完結した作品の中でおすすめの漫画は、進撃の巨人。全34巻とまあまああるが、読んでいるうちに時間を忘れて夢中になることだろう。圧倒的な力を持つ巨人が支配する世界が舞台で、人間と巨人の戦いを描いたダークファンタジー。勇敢に立ち向かう主人公とその仲間たちに胸を打たれる。キャラたちがまた個性豊かで良い。ホラー要素もあるが、ミステリー・サスペンス要素も楽しめるのでおすすめ。

SAKAMOTO DAYSは、元伝説の殺し屋が営む坂本商店の日常を描いたコメディアクション漫画。悪党たちからは畏怖され、殺し屋たちからは憧れられていた坂本は、恋をキッカケに殺し屋を引退。結婚や子育てを経てぽっちゃりな父となった坂本に襲い来る危機…愛する家族と幸せな日々を守るために戦う、という内容。とにかく坂本が強すぎて面白い。アクションも迫力があって面白いのでおすすめの作品だ。

ちょっと前に話題になった(というか今でもその人気は継続中の)【推しの子】をようやく読んだ。アイドル漫画かと思いきや、まさかのミステリーでびっくり。展開が読めないので、早く先が読みたい…となる漫画だ。芸能界やネットの闇がわかり、各キャラクター描写が細かいところも魅力の一つ。あと普通に絵が綺麗。アニメも主題歌もかなり人気なので、ぜひ一度読むor見てもらいたい作品。

ミステリと言う勿れは、はじめドラマから入り、面白いな~と思って原作を読んだのだがやっぱり面白い。謎解きももちろんのこと、主人公のキャラクターが面白いと思う。また、解決した事件が実はすべて繋がっていて、先が読めない展開が続く。謎を解いて犯人を捕まえて終わりではなく、しっかりそれぞれの背景を描いているところが個人的にとても良いと思う。フラワーコミックなので女性漫画だが、男性にもおすすめしたい。

ゴールデンカムイも完結しているおすすめの漫画。ヤングジャンプで連載されていたサバイバルバトル漫画で、日露戦争終結直後の北海道周辺を舞台に、金塊を巡る生存競争を描いている。不死身と呼ばれた男・杉元が主人公で、一攫千金を目指して北海道を訪れる。シリアスなシーンが多い一方、個性溢れるキャラクターたちによるギャグも面白い。全31巻なので、まあまあハードルが高いかもしれないが、ぜひ読んでもらいたい作品だ。

薬屋のひとりごとは、スクウェア・エニックスから出ているミステリーとファンタジーとラブコメ漫画。原作はライトノベルだが、2023年にアニメ化されてそこからラノベや漫画を手にとった人も多いのでは。中華風の架空の帝国が舞台で、後宮に務める猫猫(マオマオ)が主人公。王宮内で発生する事件の謎を薬学の知識で解いていくというストーリーだ。中華ファンタジーや異世界ミステリーが好きな人におすすめしたい。

怪獣8号は少年ジャンプ+で連載している、バトル漫画。怪獣により日常を侵されている日本が舞台で、主人公は幼い頃に住む町を怪獣によって破壊されてしまった日比野カフカ。カフカは、ある日謎の生物によって身体が怪獣化してしまう。怪獣8号と呼ばれたカフカが、防衛隊への入隊を目指すところからストーリーが始まる。ストーリーの展開が早くて面白く、個人的に少年漫画なのに主人公が30歳をすぎたおっさんというところが応援したくなってしまう。

ブルーロックは、マガジンで連載しているサッカー漫画であり、デスゲームでもあるというなかなかアグレッシブな漫画。2022年にはテレビアニメ化し、2023年からは舞台化されている。世界に匹敵するストライカーを目指す高校生たちの熾烈な競争や、それにまつわる苦悩が描かれているため、サッカーだけでなく成長物語が好きな人におすすめだと思う。

好きなアプリゲームは色々あるけれど、最近はまっているのはFFレコードキーパー。ご存知スクエニのファイナルファンタジーのアプリで、歴代のキャラクターがドットで登場する。歴代のシナリオを追体験するものなので、昔からのFFファンも楽しめるゲーム。課金はボチボチしているが、割と無課金でも楽しめると思う。

あと言わずと知れたパズドラ(パズル&ドラゴンズ)も好きでやっている。これはもう相当年季が入っているが、実は無課金だったり…。でも無課金でも十分に楽しめるのが凄い所だと思う。同じ色のドロップを3つ揃えて消すパズルゲームで、結構頭を使うところもある。何連鎖と繋げられたときはとても気持ちいい。パズルを消して敵に攻撃するのだが、連鎖を繋げることで大ダメージ。シンプルかつわかりやすいいいゲームだ。

最近始めたのはThe Walking Dead:No Man’s Land。あの有名な海外ドラマThe Walking Deadのアプリゲームだ。ターン制のバトルで、ミッションに出てゾンビを倒しながら基地を拡充していく。無課金でも楽しめるので、思わず感謝の気持ちを込めて課金したくなる良いゲームだと思う。ダリルは初期から使えるし、自分はダリルファンなので嬉しい。原作好きなら楽しめるので、おすすめだ。

ゲームではないけれど、最近とてもお世話になっているアプリがある。その名も「Water Drink Reminder」。体重を入力すると、1日に飲んだ方がいい水分量が設定されて、自分の好きな間隔で水を飲めと通知してくれるのだ。普段からあまり水分を摂らないタイプで、ドロドロ血だし良くないなと思って使ってみた。自分は1時間ごとに通知しているが、これが結構な頻度で、そういえばなにも飲んでいなかった…と水分補給するようになる。飲んだ量を記録するとグラフで表示してくれるので、それもなかなか動機づけになっていい。水分はしっかり摂ろう。

最近日本でもリリースされたPikmin Bloom(ピクミンブルーム)。ピクミンは任天堂のゲームで、小さい頃よくやっていた。
このアプリは、歩くことでピクミンを成長させ、さらに育てたピクミンたちと一緒に歩けるというもの。位置情報を常にオンにしていないといけないのがネックといえばネックだが、コロナ禍で運動不足になりがちな自分たちに歩くきっかけをくれるいいアプリだろう。一日どれだけ歩いたかなどがわかるため、モチベーションを保ちながら歩けそうだ。時代にマッチしたアプリなのではないだろうか。

少年ジャンプ+は、本当にタダでいいのか?ってくらい数多くの作品が毎日無料で読める、少年ジャンプの漫画アプリだ。オリジナル連載作品が、初回全話無料で読めるのが凄いと思う。一気に読みたい人にはありがたいシステムだし、気に入った作品があったらコインをチャージして読むもよし、単行本を買うもよし。新しい漫画を開拓したい…という時にも便利。

最近凄いなと思ったアプリは、Google Arts & Culture。世界各地の美術作品や世界遺産をスマホで楽しめるアート鑑賞ツールだ。Googleが提供しており、ストリートビューやVRであたかもその美術館を訪れたかのような体験ができる。画像も非常に高画質で、有名な絵画もズームして筆のタッチまでくっきり見られる。これがタダで利用できるなんて、凄い世の中だと思う。

自分のスマホはなぜか祝日でもアラームが鳴ってしまうのだが(昔のスマホは勝手にオフにしてくれたのに)、せっかくの休みにアラームが鳴らないように導入したのが、あさとけい。祝日オフ機能で探していたのだが、朝起きなくてはいけない時間だけでなく、出発時間もアラームがセットできるというアプリだった。カウントダウン機能がついているため、あと何分で家を出なければならないというのがすぐ分かるので便利。

最近気になっているのは「トリマ」という移動するだけでポイントが貯まるという、ポイ活アプリ。なんでもデジタル地図を作成している会社が運営していて、位置情報のデータを収集する代わりにポイントが付与されるのだとか。貯めたポイントは現金や商品引換券や各企業のポイントと交換できる。よく旅行をする人や通勤距離が長い人は、その距離がお金に変わるかもしれない。バッテリーの消費が早いのが玉に瑕だが、背に腹は代えられないだろう。

何かと話題のポケモンスリープも楽しみながらやっている。睡眠計測アプリというよりも、寝る動機付けや生活習慣の改善が目的かなとも思った。なんたって睡眠スコア100点を取るには8時間半以上も寝ないといけないのだから…。少々日本の社会人には難しいのではないかと思ったが、本当はそのくらい寝ないとなんだよな。寝る以外にもカビゴンにご飯をあげたり、きのみ採集をしたりとやることは多い。毎朝ポケモンたちが集まっているのが可愛く、割と早寝をするようになった。そう考えると健康増進効果があるかもしれない。

興味がありつつまだインストールしていないのはモンスターハンターNow。お馴染みのモンハンのスマホアプリで、位置情報ゲームとのこと。プレイヤーはハンターとなって、現実世界に現れたモンスターを狩るというもの。狩り時間は75秒というのがまたスマホゲームらしい。ソロでも狩れるが、強いモンスターは近くにいる人と協力して狩ることもできる。街のあちこちに採集ポイントがあり、素材を集めたりモンスターを狩ったりして装備を生産・強化する。本当にスマホでできるモンハンという感じだ。出会ったモンスターにペイントボールを使えば、後で狩れるというのも便利な機能だと思う。

今はまっているというか、ちゃんとプレイしているのはFF7エバークライシス。1つのアプリで、現在FF7とクライシスコアとファーストソルジャーという3つの物語が楽しめる(そのうちビフォアクライシスとダージュオブケルベロスも配信されるはず)。2つの物語はこれまでPSやPS2でリリースされていたものが基になっているが、ファーストソルジャーは今回のアプリオリジナルのストーリー。セフィロスの少年期の話で、とても気になる。バトルも快適で、イベントも頻繁にあるので忙しいが、結構面白い。原作ファンには嬉しいアプリだと思う。

友人が面白いアプリを入れていて、飲み会の席でちょっと盛り上がったのはFaceApp。性別や表情や髪形を変えてくれる顔写真加工アプリ。男性から女性に変わるのが面白くて、誰が一番可愛いかを競っていた。本当によく見ないと違和感に気付けないほど、自然な仕上がりで今の技術は凄いなと思った。子どもや老人の姿にもなれるので、どんな老け方をするのかイメージするのにもいいかもしれない。

もしもの時に便利そうだなぁと思ったのは、ChargeSpotというアプリ。スマホの充電などに使用できるモバイルバッテリーを借りられるサービスとのこと。コンビニや駅など日本各地の様々な場所に設置されているらしく、位置情報から近くの充電スポットを見つけられるそう。充電器は30分165円からレンタルできるので、充電がやばい…という時にはいいかも。返却については、借りた場所とは違う所に返しても問題ないようだ。

あすけんは、ダイエットや健康管理をしたいという人におすすめのアプリ。ご飯の写真や、食品のバーコードを撮影するだけで、即カロリー計算と栄養診断ができるのが便利。14種類の栄養素をグラフにしてくれるため、これが足りていない…これを過剰に摂りすぎている…というのが一目でわかる。管理栄養士から適切なアドバイスが毎日無料で受けられるので、無理なく健康的にダイエットができそうだ。

梶原吉広のプロフィール

勉強
梶原吉広がgloopsの社長として成功するまでにはさまざまなことが起った。

梶原吉広は子どものころの忘れられない経験として、自転車のブレーキが急に故障してしまったことを挙げている。下り坂だったためかなり怖かったらしい。大きな怪我はなかったものの、腕や膝に軽い擦り傷を負ってしまったという話だ。

梶原吉広は幼い頃、ラピュタのロボット兵が怖かったという。目から出るビームや、長い蛇腹状の手足、這いつくばる動きが何だか印象に残っているとのこと。確かに、あれはトラウマとして挙げる人も多いのではないだろうか。花をくれる優しいやつもいたが、やっぱり戦闘モードの怖いやつの方がインパクトがある。今はそうでもないが、自分も昔は怖かった。

小さい頃は鉄棒が得意だったという梶原吉弘。逆上がりも難なくできたようだ。運動神経が良かったのだろう。鉄棒にハマっていた時期は、休み時間の間ずっとぶら下がっていたこともあるそう。しかし、体育の種目としてはあまりなかったので残念だったと語っていた。確かに、球技などに比べて鉄棒はそれほどやらなかったような気がする。

加えて、幼少期にハマっていた遊びはローラースケートとのこと。光GENJIがローラースケート人気の火付け役となり、梶原吉広も例に漏れず熱中していたらしい。当時通っていたリンクでは、休みの日になると午前中で貸靴がなくなるほどだったという。マイローラースケートが欲しかったが、すぐやらなくなると言われて買ってもらえなかったようだ。

また、子どものころの梶原吉弘は、ドラクエやFFといったRPGゲームに熱中していたとのことだ。最新作を購入するために開店前からゲーム屋さんに並んだこともあったようだ。徹夜でプレイしていたため、学校が眠くて仕方がなかったと語っている。

思い出の場所はというと、実家の近くにあった中古ゲームソフトショップを挙げている。当時趣味はお小遣いでやりくりしていたため、新品のソフトは高いなぁと思っていたそう。そして中古でも問題なく遊べると気づいてからは、なるべく中古で買うようにしていたのだとか。そのショップには足繁く通い、気になったものは片っ端からチェックしていたようだ。

梶原吉広が幼少期に興味があったことは、やはり家庭用ゲームだという。今思えばソーシャルゲームに手を出したのも、幼少期からゲームが好きだったことが少なからず影響しているのかもしれない…と語っていた。ドラクエやFFといった王道ゲームだけでなく、色々なゲームをプレイした体験が、人気ゲームの開発に活きているのだろう。

梶原吉広は福岡県の北九州市で生まれ育ち、高校を卒業してからは専門学校に通っていたが1年で中退して東京に出てきた。

学生時代の梶原吉広

服飾の専門学校に通っていた梶原吉広だが、わずか1年で中退した気になる理由を次のように話している。そもそもはファッションデザイナーを目指して服飾の専門学校へ入学したが、卒業後はファッションデザイナーになる人はほんの一握りで、ほとんどがショップ店員になる人ばかりだったんだとか。もしこの時、ファッションデザイナーを諦めずにいたら今どうなっていたのか少し気になるところでもある。

学生時代の梶原吉広の部屋は、洋服が溢れていたという。ファッションデザイナーを目指していたから当然と言えば当然だが。学校やアルバイトから疲れて帰ってきて、服に、ゲームにと雑然とした部屋の様子にこれではいけないと綺麗にしたらとても気持ちがすっきりしたと。綺麗な部屋でやるゲームの捗ること。それはゲーム開発時代にも心がけていたことで、整理整頓されていないと仕事はうまくいかないと思ったそうだ。

そんな梶原吉広だが、意外にも学生時代は数学が苦手だったという。IT企業の社長と聞くと、勝手に数学が得意なイメージがあるがむしろ苦手なんだとか。
起業する前に基礎は少し勉強し直したそうだが、得意といったことはないそうだ。
ちなみに知り合いのIT企業の社長もよく聞かれるそうで、IT企業社長あるあるなんだろうか。

「学生時代に一番頑張ったことは何か?」と聞かれると「アルバイト」と答えている。
某ファーストフードで働いていたという梶原吉広は、単純に働いてお金がもらえるということに感動していたそう。
割と仕事が出来る方だったため、色々な人に頼られるのがうれしくてほぼ毎日といっていいほど働いていたんだとか。

梶原吉広の野球好きの一面

意外にもスポーツは野球が好きという梶原吉広。
やるのも見るのも好きだそうで、地元・福岡のソフトバンクホークスを応援しているんだとか。野球が好きな理由としては「やっていて楽しいから」。その一言に尽きるという。
妻である山本梓の父親が阪神タイガースファンであり、結婚相手は阪神ファンしか認めないというほどだったらしいが、なんとか結婚は許してもらえたという裏エピソードもある。

そんな野球好きの梶原吉弘は「とことん野球応援プロジェクト」の魅力について、野球に興味がなかった人にも興味を持ってもらえることだと語っている。野球が好きな人にとってもゲームとして楽しんでもらえることが魅力だと思っているようだ。

梶原吉広が創業したgloopsは、社会貢献活動も精力的に行っている。札幌市から感謝状を授与された件は、「とことん野球応援プロジェクト」のうちの1つとして「gloopsシートプログラム」を実施。東日本大震災で札幌市に一時的に避難している人たちに「gloopsシート」を提供したようだ。
同プログラムは、普段野球場に足を運ぶことが難しい子どもたちやその家族が野球観戦できるよう、12球団の各球場に「gloopsシート」を提供しているようだ。

また、梶原吉広のお気に入りの車はポルシェのようだ。デザインはもちろんのこと、ハンドリングがクイックなのが好みだとか。ポルシェを知ったのは、父親が山口百恵の歌を口ずさんでいたことがきっかけだと語っている。

半年で300万円貯めることに成功し、そのお金を用いてグローバルメディアソリューションという会社を起業した。

梶原吉広の経歴

社会人
起業当時は苦労したことも多かったという梶原吉広。
担保もなかったこともあり、資金をどうするかに一番苦労したと後に話している。
起業をしたいけれどお金が足りない、銀行でお金を借りたいが担保なんて用意できないという理由で起業を諦める人が多いのも事実だ。
そんな苦労を経験したからこそ成功したと言えるのかもしれない。

梶原吉広は「経営をする上で特に意識していることはありますか?」という問いに対して「この業界で成功するにはどうしたら良いかを常に考えている」と答えている。
成功したからといってそこで終わりではなく、常に新しいことへの挑戦やどうしたらもっとよくなるのかを考えているようだ。

そんな梶原吉広が尊敬する経営者として名を挙げたのがパナソニックの創始者でもある松下幸之助だ。松下幸之助といえば亡くなってからだいぶ経つが未だに“経営の神様”と言われている人物でもある。
日本で最も尊敬される実業家とも言われており、松下幸之助を手本にするビジネスマンは数多くいるだろう。梶原吉広も少なからず松下幸之助の影響を受けているのかもしれない。

グローバルメディアソリューションでは、「nendo」というサービスが中々の人気を博したらしい。インタビュー記事なども多く出ていたことから、やはり画期的で注目を集めるようなサービスだったのではないだろうか。
梶原吉広曰く、ミクシィのようなサービスという説明がされていた。人と人が自由に話し合うことができる、個人レベルでホームページを作り、すぐにコミュニケーションしたい、そんなプラットフォームを作っていきたいと話していた。現在大流行しているTwitterにも似ているサービスだったようだ。

梶原吉広が目指した通り、nendoは様々な特徴があり人々に受け入れられた。nendoは「もっとおもしろい」というものを基本コンセプトとしていた。その成り立ちから、SNSとしては新しい作成方法で作られていた。HTMLという方式で作られるのが一般的だったが、nendoはRIAというもので作られていた。そのお陰で、マウスで掴んで動かすなどといった、直感的なコントロールが可能になっていた。この会社が現在のgloopsの前身だ。

設立した頃は広告代理業務の仕事をしていたが、別の世界に挑戦したいという気持ちがあったらしく、ネット事業を開拓した。当時、まだ出始めのSNSのサービスに惹かれたからだ。
その後、SNSのサービスをもっと盛り上げるためにゲームのサービスを始めることにした。この時の梶原吉広の決断が成功の鍵を握っていた。

梶原吉広は、その後「渋谷クエスト」をはじめ「大乱闘!!ギルドバトル」「大熱狂!!プロ野球カード」などヒット作を次々と発表する。そして2011年に、株式会社gloops(グループス)へと商号を変更した。新しい社名の“g”には「global」、“loops”には「コミュニケーションをループさせる」という意味で、「グローバルにコミュニケーションの輪を拡げるサービスを提供する」という想いが込められているようだ。

また、梶原吉広が創業したgloopsは、「Mobage Award 2011」で、「Partner of the Year 2011」を受賞している。これは、Mobageで公開されたソーシャルゲームのうち、2011年4月~翌年3月までの1年でとりわけたくさんのユーザーから好評を得たタイトルを評価、選出し、スタッフの功績を称えるために贈られる賞だ。同社の「大召喚!!マジゲート」がユーザーに支持され、受賞に至ったようだ。

スマートフォン

そもそも梶原吉広がソーシャルゲームと出会ったのは2008年頃だった。翌年2009年辺りからスマートフォンの普及に伴いソーシャルゲームブームに火がついたことに注目している。その後、ソーシャルゲームが急激に市場拡大が進み、ガラケーユーザーのほとんどが2013年頃にはスマートフォンへ移行している。

当時はソーシャルゲームという名前こそなかったものの、梶原吉広は仲間と一緒に楽しく盛り上がりながら楽しめるソーシャルゲームを次々と出してきた。これが世間に受け入れられて成功したのだ。

ソーシャルゲーム開発までの道のり

梶原吉広自身ゲームにそれほど熱中していたタイプではなかったため、ライトユーザーの気持ちを彼自身しっかりと理解しているようだった。
gloopsは現在ソーシャルゲームの世界では知らない人がいないぐらいの存在になった。

そんなgloopsも最初からソーシャルゲームを提供していたわけではない。最初は別の事業をやっていたが、近い将来インターネット事業が儲かると判断した梶原吉広が別の方向へ舵を切った。
その結果、SNSのサービスを展開するようになり、SNSサービスをただ普通に提供しているだけでは不十分だと考えソーシャルゲームの開発を始めた。

SNSの特性を活かしたゲーム開発が梶原吉広の成功の決め手となった。それは人との繋がりを重視したコミュニケーションツールとしてのゲームだ。

このようなゲームは今では珍しいものではなくなったが、当時はまだ存在しなかった。梶原吉広は先駆けて現在のソーシャルゲームの形を生み出したのかもしれない。

梶原吉広が創業したgloopsは「大熱狂!!プロ野球カード」といった数々のヒット作を生み出し、その後社会貢献活動にも力を入れていく。
普段球場へ足を運ぶことが困難な子どもたちやその家族にプロ野球の試合を見られる「gloopsシートプログラム」などに取り組み、東京善意銀行や神戸市、札幌市から感謝状が授与されている。

その「大熱狂!!プロ野球カード」は、野球好きな梶原吉広にとって必然ともいえるゲームラインナップの1つかもしれない。残念ながら2019年にサービス修了となってしまったが、一時420万人を超えるユーザー登録があった日本野球機構承認のプロ野球カードゲームである。
球団に所属しているあの選手やこの選手が、累計2,000枚以上の実写・実名カードとして登場する。カードにはサインもあったりして、ファンにはたまらないだろう。
集めたカードを使って好きなオーダーを組み、他のユーザーとの戦いを制して最強のプロ野球チームを目指すというゲームだ。

梶原吉広創業のgloopsのアプリゲーム考察

梶原吉広が創業したgloopsは様々なソーシャルゲームを生み出してきたことは、多くの人が知っていることだと思う。

だからといって、梶原吉広は仕事中以外はゲームに熱中するゲームマニアというわけではない。暇潰しをしたい時、ちょっとした時間に遊ぶというような、ライトユーザー的考え方を持った人だったらしい。
ライトユーザーはそこまで難解なゲームはしたくないけど、面白さを求める。だからこそ、ライトユーザー向けのアプリゲームは開発の難易度が高い、とも言われている。

梶原吉広は自分がライトユーザーだからこそそうした視点を持ち、多くのユーザーに受け入れられるゲームの開発に成功したのではないだろうか?
gloopsのゲームは普段からゲームを好むへヴィーユーザーはもちろん、ゲームはあまりやったことがない、というライトユーザーにまで喜ばれ多くの人が楽しんでいるという。

今回は梶原吉広が創業したgloopsが開発しているアプリゲームを紹介していきたい。どのようなところが、普段あまりゲームをやらない人にもウケたのか?そんな理由を考えていきたい。

ソーシャルゲームはいつでもどこでも手軽にできる点が最大のメリットであり特長でもある。その点を活かしたアプリを多数開発しているのもgloopsであり、梶原吉広の実力でもあるのだ。
他社がまだソーシャルゲーム、アプリへ主眼を置いていなかった頃、先頭を切ったのがgloopsだった。

ゲーム考察・とうふつみ

豆腐

gloopsが送り出しているゲームに、「とうふつみ」というものがある。とうふつみという名前から、もう察しがついた人もいるかもしれない。
そう、食べ物の豆腐を積み上げていくという、パズルアクションゲームなのだ。新感覚のゲームといっても過言ではないだろう。新感覚だけれども、簡単でつい癖になるゲームだ。

大戦乱!!三国志バトル

三国志
三国志はgloopsを代表するソーシャルアプリゲームだ。歴史上の人物がカード化されバトルをする。イラストが綺麗なところもゲームの見どころになっているそうだ。
開発から5年、絶大な人気を誇るアプリの1つといえる。特設サイトも開発されていて、イラストレーター達のイラストを集めた画集も発売されるほどだ。
ゲームの内容だけではなく、カードのクオリティも人気の1つだろう。

公式サイトに行けば、その美麗なイラストを改めて眺めることができる。有名な作家も多数参加しており、魅力的なイラストが多数掲載されているようだ。数々の漫画家が活躍しているダイナミック企画や、ファイナル・ファンタジーシリーズで有名な天野喜孝さんなどは、知っている人も多いだろう。変わったところでは独特の作風の池上遼一さんなども加わっており、数々のセンスある絵が一つのゲームに違和感なく溶け込んでいると評判らしい。

SKYLOCK(スカイロック)

RPG
梶原吉広のgloopsのゲームで話題を呼んだゲームの中の1つが、このSKYLOCkだ。イラストレーターはあの国民的な人気漫画、ドラゴンボールの鳥山明先生の下で勉強していたと言う。その個性がしっかり活きている王道RPGソーシャルゲームとして、CMに出た当初から話題を呼んでいた。

大進撃!!ドラゴン騎士団

続いて紹介するゲームはロールプレイングバトルゲーム「大進撃!!ドラゴン騎士団」だ。残念ながら2016年7月にサービスが終了している。リーダーからの任命により特殊な能力を得られる“役職”システムを採用した大規模ギルドバトルが好評だったようで、計180万人を超えるユーザーがプレイしていた人気ゲームだ。こちらも梶原吉広のgloopsを代表するタイトルのひとつとして、多くの人に親しまれていた。

大乱闘!!ギルドバトル

梶原吉広が代表を務めていたgloopsの中で人気ゲームの一つ「大乱闘!!ギルドバトル」は、2010年に「Mobage」でリリースされたソーシャルゲームである。「ギルド」を重視した対戦型のシュミレーションゲームで、ユーザー数はなんと144万人を超えた。ガチャを回して武器や防具を手に入れ、ボスを討伐するという今では良く聞くゲームの先駆け的存在と言っても過言ではないかもしれない。

リリース第1弾・渋谷クエスト

渋谷クエストは、梶原吉広がグローバルメディアソリューション時代に、同社の携帯向けSNSサイト「REAL」の中で2009年にリリースされたゲーム。タイトルの通り渋谷を舞台にしたゲームで、主人公のレベルアップや敵キャラクターのコレクションしていくのを楽しんでいく感じだ。アイテム課金要素もあり、ポイントを使用して主人公に武器や防具を装備させることも可能。SNSに登録した友だちとのマルチプレイもできるという、今のソーシャルゲームの先駆け的存在と言っても過言ではない。
のちにモバゲータウンでも提供をスタートし、人気を博したゲームだ。

渋谷クエストがモバゲーに登場したのは、2010年2月のこと。梶原吉広はリリース当時、「提供スタートから2日で10万人以上のユーザー登録があり、新規登録を一時ストップすることもあった。(ゲームは)ユーザー同士が対戦する機能、ステージを増やすなど、随時更新していく」と語っていた。相当な人気だったようだ。

渋谷クエストがわずか数日で30万人ユーザーを突破した裏側で、梶原吉広とその仲間たちはサーバー管理に四苦八苦していたそう。3日間で30~40回ほどサーバーがダウンし、その度に手動でアップを繰り返したという。当時10人くらいのメンバーでやっていたようだが、数日間はほとんど寝られず、24時間体制で管理していたようだ。かなり大変だっただろうが、今ではいい思い出になっているようだ。

魅力のあるソーシャルゲームとは?

本サイトはソーシャルゲーム界を盛り上げているgloopsについて記事を書いている。
そのgloopsを創立した梶原吉広に注目して今回もいろいろ書こうと思う。

ソーシャルゲームの本来の魅力とは

親子
いきなりだが、魅力があって面白いソーシャルゲームは一体どんなゲームだろうか。

僕が思うに、ソーシャルゲームはここ最近出てきたものな気がする。なぜソーシャルゲームに魅力を感じるのか、それはいつも持ち歩く携帯電話でゲームができて、世界中の人とコミュニケーションが取れるからだと思っている。持ち歩くコミュニケーションツール、ゲームという感覚だ。

現在、コミュニケーション力というものが取り上げられることは多い。就職活動の場でも、学生たちの学業の場でも、「コミュニケーション力」や「人間力」という言葉が大切だとされている。
人と人とが意思疎通をし、一緒に体験をしていく。言葉でいうのは単純だがそれは難しい。特に初めて会った人とのコミュニケーションは互いに何も共有していないため、大変だとも言われている。

ソーシャルゲームのすごいところはそうした共通の経験を「コミュニケーションを取るツール」でもある「ゲーム」が、果たしてくれるところだ。楽しく、コミュニケーションを取れる、これがソーシャルゲームの強みの1つじゃないだろうか。

このサイトで主に紹介している梶原吉広は、率先してソーシャルゲーム会社を立ち上げ社長を務めてきた人物だ。現在は社長業をやめているが、彼自身が成し遂げてきたことはとても大きいと僕自身も感じている。
代表を務めたgloopsという企業だが、今でも存在感を放っていて数多くのヒット作を生んだ会社として有名である。

梶原吉広が立ち上げた会社は、ソーシャルゲームを手掛ける前に、紙媒体の広告を扱う広告代理店として事業を展開していた。そして、当時ちょうどmixiなどのSNSが流行りだしたのを見て「これだ」と思ったのがゲーム事業を手掛けるきっかけだったとか。ソーシャル・ネットワークを駆使したゲーム。これは当たるに違いないといったのが第一印象だったそう。

梶原吉広はソーシャルゲーム業界のヒットメーカーとして名が知られている。渋谷クエストをはじめとしてギルドバトルやプロ野球カードといった作品を提供して多くのユーザーを熱狂させてきたのだ。

渋谷クエストが多くの人を熱狂の渦に巻き込んでいたのは記憶に新しい。渋谷クエストが運営されていた頃、gloopsは類型会員数1千万人を突破した。それを祝うためのお祭り「gloops FESTIVAL」があったことをご存知の方はいるだろうか?渋谷クエストにログインすると「コイン」というアイテムがもらえた。そして、そのコインを使ってゲームを遊ぶとコインが増える仕組みだ。そのコインをたくさん集めた人に、本来お金のかかるアバター・アイテムなどの配布を行ったのだ。

このようにプレイヤーとも喜びを分かち合える姿勢もが一体感をさらに生んだのかもしれない。

ちなみにこの渋谷クエストの開発秘話として、当時福岡から上京してきた梶原吉広は、このゲームを開発するまで実はあまり渋谷という土地を知らなかったそう。ゲームタイトルにもあるように「渋谷」を舞台にしたゲームのため、開発者が渋谷を知らなかったというのは今だから許される話なのかもしれない。そんな開発者によって手掛けられたゲームが後にヒットするとは、もしかすると開発者自身が思っていなかったのでは?

梶原吉広は上京のきっかけとして、もともと会社を立ち上げることに興味があり、せっかくなら大都会・東京で成功したいという想いが強かったからだと語っている。当時通っていた服飾の専門学校を中退したあとに上京しており、その後起業して見事成功しているのには感心するばかり。何かをやめる、諦めることにも勇気がいると思うが、その決断は間違っていなかったということだ。

余談だが上京時に印象に残っていることとして、梶原吉広は東京の醤油が甘くなくてビックリしたと話している。九州の醤油は東京でいう刺身醤油と同じくらい甘いんだとか。上京して初めて市販の醤油を口にしたときはとても衝撃を受けたそう。
東京の醤油が口に合わず、しばらくは通販でまとめ買いするか、地元の人から送ってもらったりしていたらしい。

また「大乱闘!!ギルドバトル」も梶原吉広のgloopsが手掛けてきた、有名ゲームの1つだ。
現在のソーシャルゲームではスタンダードになりつつある「基本プレイ無料」に加えて、「アイテムのみの有料課金制」を採用している。こちらはDocomoのFOMAなど、いわゆるガラケー機から、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンにも対応している。

ガラケー全盛期から続く人気ゲームだけあり、どちらへも対応してくれているのが嬉しい。まだガラケーしか持っておらず、スマートフォンのみ対応のゲームができない、という人ともコミュニケーションが取れる。

梶原吉広が創業したgloopsでは様々なアプリゲームを提供しているが、そのうちの一つ「スカイロック」についても話したいと思う。

スカイロックは3人の神によって均衡が保たれていた世界が舞台。とあることをきっかけに均衡が崩れ、一人の神が大地に槍を放った。人々はその魔槍をスカイロックと呼び、スカイロックの東にある村に住む少年から物語がスタートするそう。ゲームでは700体以上の魔者が存在し、ダンジョンを探索していくという。魔者を集めて育てて強くなっていくという王道RPGのようだ。
現在MobageとGREEで配信されているので、興味のある人はプレイをおすすめする。

残念ながら梶原吉広はその後、会社を売却したためソーシャルゲーム業界からは離れてはいる。けれど、社長として行ってきたことの価値は今でも薄れていないはずだ。その後、グラビアアイドルとして有名な山本梓さんとの結婚。シンガポールでの新生活を始めたらしい。
結婚式
山本梓さんと梶原吉広の結婚は衝撃的だった。
国産ソーシャルゲーム開発者として先鋭的な取り組みを行ってきた梶原吉広と、アイドルとして活躍していた山本梓さんというインパクトのある組み合わせだったからだろう。都内の教会を貸りて、バルーンや花々を使ったサプライズを行い、プロポーズ。山本梓さんはそれに感動してプロポーズを受けたということがあったらしい。

今では夜寝る前に山本梓さんから子供の1日の様子を聞くときに幸せを感じるという梶原吉広。自身は仕事のため付きっきりで子供の世話ができないため、山本梓さんから今日はこういうことがあった、こういうことが出来るようになったと聞くたびに子供の成長を感じることができるという。
またゆっくりと会話ができる家族との時間に幸せを感じるそうだ。

結婚する前はひとりで行動できるタイプだったと語っている梶原吉広。独身のとき、ひとりで焼き肉を食べに行ったこともあったという。しかし、いまは嫁である山本梓とお子さんがいるためどこかへ出かけるときは三人で行っているようだ。

ひとり焼き肉をした時は少し恥ずかしかったと語っているが、当時はひとり焼き肉のお店もなかった時代だろうから、肝が据わっている。目標に向けて突き進む…といっては大げさかもしれないが、そんな度胸を持ち合わせている梶原吉広だからこそ、gloopsの経営及びヒットゲームの開発に成功したのかもしれない。自分ももっと普段から堂々と行動しようと思った。

また、「明日世界が滅亡するとしたら何をするか?」と聞かれた際にも、仕事のことは何も考えずに家族と一緒に過ごしたいと答えている梶原吉広。家族思いの一面が見て取れる。日々仕事に追われて生活しているため、なかなか100%家族のことを考える時間がないんだとか。人生最後の日くらいは、仕事のことをすべて忘れて思う存分に家族サービスしたいという。

gloopsは元々広告代理店だった

梶原吉広がgloopsの代表を務めている間、多くのゲームを生み出してきた。しかし、調べてみるとgloopsはもともとインターネット事業をしていた企業ではなかった。

最初は広告代理店としてサービスを提供していたものの、次第にネット事業に参入するようになって最終的にソーシャルゲームへ手を広げることになった。その過程の中でいろいろなゲームの開発に梶原吉広は取り組んできた。”どんなゲームだったら、ユーザーが魅力を感じるのか”を重視してきたはずだ。

梶原吉広はデータを見ることによってユーザーの心を知ることができると考えた。直接会社に問い合わせをしてくるようなユーザーというのはほんの一握りしかいない。その意見を重視するよりも、データを見てユーザーがどのような気持ちでいるのかを考えることが重要だと梶原吉広は思った。データを重視した戦略をどんどん実行していった結果として、梶原吉広の会社が出すゲームは次々とヒットしていった。

自信作を世に送り出す

自信に満ち溢れる人
梶原吉広は実際に自分でもゲームをやってみて楽しめるかどうかを確かめていたらしい。そうすることで本当に自信のあるゲームだけを僕らに提供することができたのかもしれない。

ユーザーの視点を大事にしなければ、ここまでヒットするゲームを生み出すことはできないはずだ。これまでずっとゲームを愛してきたゲームマニアと呼ばれる人達だけではなくて、これまでゲームをやったことがない人にも愛されるものを作ろうとした。そういう考えでなければ、ヒットするソーシャルゲームは生み出せないと考えたのだ。そしてこの考えによって成功することができた。

梶原吉広~gloops社長としての活躍~

gloopsというソーシャルゲームの開発をしている会社がある。ソーシャルゲームに一回でもハマったことがある人なら大変お世話になっている会社だ。もちろん自分もこの会社が出したアプリを何回かDLしたことがある。この会社の元社長が梶原吉広である。

梶原吉広は2005年の8月2日にグローバル・メディアソリューションを設立。当初は広告代理店として事業していた。最初からネット事業に取り組んでいたわけではない。たまたま梶原吉広が当時のSNSのサービスに触れる機会があり、それに可能性を感じたためにSNSサービスに取り組むことになったらしい。

webサイトやシステム・プログラムを作ったり、それを販売したり、そういった業務を中心に行っていたようだ。これらの出来事が2006年頃だが、2007年にはSNSとして初めての開発となった「Webプラットフォームnendo」のサービス運営を開始した。

nendoは梶原吉広がSNSに可能性を感じたからこそ生まれたSNSだったといわれている。それから、携帯電話で利用が出来るソーシャルネットサービス「REAL」の運営をスタート。当時2008年だった。今から約10年前の話になる。1年経過するごとに、様々なサービスに着手する。そんな攻めの姿勢はまさに梶原吉広らしいと感じられる。

梶原吉広が立ち上げたgloops

梶原吉広は広告代理店からSNSに方針を転換して、どんどん資金を注入しながら事業を展開していたらしい。新しいことを好む性格であり、なおかつ常にトップにいないと気がすまない人間だとインタビューで答えていた。

一方、人からは“一つのことに集中すると周りが見えなくなる性格”だとよく言われるそう。
そのことについて、梶原吉広本人はたしかに昔から2つのことを同時にできなかったと話している。一時期そのことについて悩んだ時期があったそうだが、だいぶ前にテレビで一つのことしか出来ない人はそれを直す必要はなく、むしろ成功しやすいと言っているのを見てからあまり気にしなくなったんだとか。
どうやら男の人の脳の典型らしく、左脳と右脳を結ぶ脳梁が極端に狭いことが原因らしい。

また、梶原吉広は、どちらかというと騙されやすいタイプだと自分のことを思っているようだ。ただ、騙された経験もないし、人のことはあまり疑わない性格なのだとか。起業してからは色々な人と出会うことが増えたため、それなりに警戒心は持つようにしているとも語っている。

そんな彼の人柄があったからこそ、gloopsはソーシャルゲームの業界においてトップになることができたのかもしれない。

スマートフォン

梶原吉広はSNSのサービスを始め、もっとサービスに注目してもらうための一つの方法として、ゲームも同時に始めることにした。これが人気を集めて結果的にgloopsを一躍トップ企業にまで成長させる契機となった。

ソーシャルゲームを先駆けした会社

当時はソーシャルゲームというものがまだ存在しなかった時期であり、梶原吉広の提案したゲームというのはとても画期的なものだった。ゲームをしながらみんなと楽しんだりコミュニケーションを図れる点が大きく注目された。

ソーシャルゲームでのコミュニケーションは幅広い。例えばRPGならば、自分が育てたキャラクターを他人がパーティメンバーとして借りていく、または友達のキャラクターを借りるなどができる。他のパーティと対人戦という形で、戦って遊ぶことも、友達と掲示板やチャットシステムを使って会話することも可能だ。同じゲームを通して情報交換するなども、コミュニケーションとしての楽しさの1つだ。

今までの携帯ゲームは他人とのコミュニケーションを目的としていなかった。ブロック崩しやパズルゲーム、オセロやチェスといったものが多かったと思う。

他人と会話できたり、コメントを残せたり、意思表示ができたり、他人とコミュニケーションを図ることができるゲームは多くの人の目に魅力的に映っただろう。現在ではそういったゲームが当たり前になってしまったものの、無いところから作ったという点でgloopsと梶原吉広の凄みを個人的に感じる。

gloopsの代表的なソーシャルゲームについて、やったことがある人も多いかもしれない。

「SKYLOCK」などは特徴的なイラストタッチと、独創的なシステムで話題になったRPGだ。ドラゴンボールやドクタースランプ・アラレちゃんを描いた漫画家、鳥山明先生の元弟子である、幹大樹さんがキャラクターデザインをしている。鳥山明先生の血が息づいているタッチで、ゲームの面白さに花を添えているという。

また、ゲームの脚本を行ったのはGANTZなどで脚本を手掛けた渡辺雄介さんだ。この二人がタッグを組み、gloopsで開発し、Mobageのゲームとしてスタートした。現在では、同じクリエイター陣が集まってSKYOVERという作品も手掛けているようだ。このようにして梶原吉広はgloopsを成長させていった。ついには会社を売却してしまい、今では実業家という顔から離れて妻である山本梓、家族と一緒にシンガポールで暮らしている。

シンガポールに移住して初めて外食したときに「この人とこれからこの国で暮らすんだ」とワクワクしたと同時に見知らぬ土地で彼女を守っていけるか少し不安になったという梶原吉広。しかし、山本梓は過去に千葉県のコンテストで優勝したほど英語が得意なため、そんな不安もすぐに吹き飛んだそう。徐々にシンガポールでの生活にも慣れ、2014年には第一子も誕生している。

元代表である梶原吉広が行ってきたことは今でもgloopsに影響を与えているだろう、すごい。

gloopsは現在でも、ソーシャルゲームの開発などを中心とした業務を続けている。日本発のソーシャルゲーム開発企業としては、他に例をみないほどの成長を遂げてきた。三本の指に入る、と言われたこともあるらしい。
それもまた、梶原吉広の手腕が伝わってくる気がする。今は大企業であり、ゲームなどの運営で有名なNEXON(ネクソン)がgloopsと繋がり、その運営を行っているほどだ。それほど魅力的な企業だったのかもしれない。

そうしてネクソンの子会社になったgloops。ネクソンはモバイルやPC向けのオンラインゲーム開発・配信を行っている日本の会社だ。NEXON Koreaで制作されたMMORPGを日本語化して運営している、日本のオンラインゲーム市場の老舗と言えるだろう。
ネクソンの有名なゲームと言えば、テイルズウィーバー、メイプルストーリー、マビノギなどではないだろうか。

梶原吉広が成功するまでの道のり

道のり
梶原吉広(かじわら よしひろ)は実業家として成功した一人だ。
今ではすっかりお馴染みとなっているソーシャルゲームを開発したgloopsの社長だった。
現在は社長の仕事を離れて元芸能人の山本梓と一緒にシンガポールへ移住して生活をしている。

山本梓といえば、グラビアアイドルとしても活躍していたタレントだ。トミーズアーティストカンパニーに所属していて、マルチな活躍で話題になっていた。
テレビドラマ「ワタシが彼を好きになった理由」「ボクが彼女を好きになった理由」や、テレビアニメの「名探偵コナン」などに出演している。
コナンではなんと本人役での出演している。ただ、やはり知名度があるのは「フラビージョ」だろう。スーパー戦隊モノの「忍風戦隊ハリケンジャー」のキャラクターで、視聴者の間でも人気だったという。

フラビージョは、視聴者からの強い要望やその人気に押されて、劇場版などでも登場するほどのキャラクターだ。
フラビージョは強いインパクトのある恰好のキャラクターだが、それを可愛く演じ切ったのは山本梓の実力だ、という声も多い。
アバレンジャー、デカレンジャー、ボウケンジャーと言った他作品でも、その存在感は確かなものだったらしい。有名なNHK教育テレビの天才てれびくんなどの出演も、この時の知名度と実力から起用されたのかもしれない。

そんな知名度の高いタレントと梶原吉広は、実は共通点がある。お互いに語学が堪能だったのだ。
そのため、シンガポール暮らしが全く問題なかったのではないかと言う話だ。

そんな梶原吉広は、新天地・シンガポールを拠点に新しい事業を始めたそう。住み慣れた日本を離れ、外国でやってくのは大変だろうが、家族と一緒ならどんな困難も乗り越えられるというものだろう。そして日本の次は海外で事業を興すというのは、実に彼らしいと思う。個人的に応援している人物の1人なので、今後の活躍も期待したい。

また、「とにかく治安が良い国」と梶原吉広はシンガポールの魅力を語っている。実際に日本と比べて犯罪の発生率が低いと言われているシンガポール。世界のなかでも治安の良い国で知られている。その理由として日本ではOKなことがシンガポールでは罰則が存在したりするようだ。

梶原吉広は、便利だなと思う携帯アプリに「Singapore Maps」を挙げている。シンガポール在住の彼曰く、現地ではGoogle Maps以上に便利な地図アプリとのこと。日々の生活で役立っているようだ。地図だけでなく、電車やバスの経路も簡単に調べられるらしく、どこかへ出かける時に重宝しているそう。Google Maps以上とは驚きだが、自分もシンガポールに行くことがあったらお世話になりたいと思った。

梶原吉広は2018年の気になるニュースとして「グノシースポーツ」がリリースされたことを挙げている。グノシーの知名度を考えるとこのアプリの利用者も増えていくのではないかと予測している。お気に入りのチームを登録できる「マイチーム」機能にも注目しているようだ。

最近ではコロナ禍で1年延期になった東京オリンピックに注目しているらしい。梶原吉広は特に野球好きで知られているが、スポーツ全般が好きなようだ。4年に1度のスポーツの祭典が日本で開催されるとあっては、彼も黙ってはいられないのだろう。観戦チケットは再抽選となったので、まだ生で観戦できる可能性があるかもしれない。運が良ければ、選手たちの熱い戦いを肌で感じられるのではないだろうか。

梶原吉広が最近気になったニュースとして、オールインワンの万能ドキュメントアプリ「Notion」の日本でのリリースを挙げている。Notionは、メモ、タスクリスト、wikiなどの様々なデータを一元管理できるツールとのこと。表現豊かなドキュメントを手軽に作成し、チームメンバーでシェアできるのだとか。仕事がスムーズに進みそうなアプリだ。